コインパーキングについて、お伝えしたいこと。
日本全国で車の台数は約7400万台といわれています。これだけの車が町中を移動するにあたって、コインパーキング(時間貸しの駐車場)の台数は、わずか700万台といわれています。(2010年4月現在) 1台の車が移動するためには複数の駐車スペースが必要です。コインパーキング(時間貸しの駐車場)台数と車の数を比較してわかるように、コインパーキング(時間貸しの駐車場)は、まだまだ不足しています。とくに首都圏、関西中心部、政令指定都市においてはその現象が顕著です。業界で大手数社の合計でさえ、全体シェアの5〜8%であることを考えると、いかにたくさんの会社の参入があるか、またニーズが存在するかがうかがい知れます。車を所有し、生活するには、1台の車につき、車庫だけでなく、外出先含め数か所の駐車スペースが必要だという事実もその一つです。あるコインパーキングのすぐ近くに別のコインパーキングのコインパーキングが併設しているなんて光景はよく見かけますが、駐車場のマーケットは200m圏内といわれますので、すこし近くにあるくらいではマーケットの削り合いにならないケースが多いのです。
2006年6月から警察官だけでなく、民間の監視員による放置・駐車違反の確認が行われる様になりました。今まで以上に路上駐車に対する取締りが厳しくなる中で、コインパーキングの需要が高まっています。コインパーキングの現状は、数が足りない状態です。交通の妨げになる場所での駐車は交通渋滞をもたらし余分な排出ガスを出させる原因となります。平均車速が時速40kmから時速20kmに落ちると、31%程度の燃費悪化に相当すると言われています。